2回目の今回は、デジイチを選ぶ際のポイントをいくつか説明してみたいと思います。
カメラ屋さんにいくと、いろいろなメーカから、高いのから安いのまで、多種多様なデジイチが店頭に並べてあります。
そんなにたくさん存在するデジイチを、さあ選ぼう!という時に、何をポイントとしておけばいいでしょう?
実は、デジイチって、ボディよりも、レンズのほうが写りの差が出やすいのです。
5万円のボディも、50万円もするボディも、よっぽどの悪条件で撮影しない限りは写した絵は殆ど変わらないでしょう。(明るい昼間に撮った写真なら、きっと私には見分けられないと思います。。。)
また、新機種にはいろいろと新しい機能が謳われていますが、基本性能自体の進化はそれほど早くはありませんので、型落ちで安くなった機種とかでも、十分にすばらしい写真をとることができます。
実際、私は写真ブログもたまに見たりしますが、2~3年前のエントリーモデルを使ってすばらしい写真を撮り続けている方も結構います。
逆に、1万円の安いおまけレンズと10万円のレンズとでは、その描写力はもちろん、明るさ、ボケ、近くに寄れるかどうかなど、実際の機能面でも結構差がついてきてしまいます。
ですので、ボディは必要な機能・性能を満たす範囲で可能な限り安く、その分レンズにお金をかける、という選択が、私としてはお勧めしたい買い方になります。
■□ ボディを選ぶポイント □■
。。。とはいっても、ボディもある程度必要な機能や性能は考慮した上で、機種を選択したいですよね。
以下に、個人的にあったほうがいいと思われる機能を、重要度の高い順に書いて見ました。
1.ごみ取り機能
デジイチというのはレンズを交換できるのがメリットのひとつでもありますが、それが逆に「センサー(昔のフイルムに相当するもの)にゴミがつきやすい」、というデメリットにもなってしまいます。
センサーにゴミがつくと、撮った写真にもゴミが写りこんでしまいます。
これが意外に気になってしまう大きさで写るのです。
たとえばこの写真ですが。
もうこのサイズの時点で、画面左上にゴミが写ってるのがわかりますが、さらにここを拡大してみましょう。。。
(分かりやすいようにコントラストをあげています。)
線状に写っているものは、実際には殆ど目には見えないくらいの綿ボコリだと思いますが、その周囲にもぽつぽつと黒いしみがありますね。これらはもう目には見えない大きさの埃です。
小さなゴミでも、これだけハッキリと写真に写りこんでしまうのです。
一度センサーに埃がついてしまうと、自分でクリーニングするのは結構難しいものですので、ごみ取り機能が付いているっていうのは結構重要な要素になります。
2.手振れ補正
手振れ補正は、やはりあった方が助かる機能です。
ただし、ネコって動く対象ですので、手ブレ補正機能が働く条件(暗い場所)では、今度は相手が動いて被写体ブレしてしまう。。。ということも多いので、この機能が活かせるのはあくまで相手が静止しているときになります。
3.AF性能
AF性能は、カタログ性能としては出てこないのですが、やっぱり高いカメラはAFが高性能(早いし、暗いところでもピントが合いやすい)だったりします。
またメーカによってもその性能に差が出るものもあります。
ただ、こればかりは比較のしようがないですので、「その4」で具体的な機種名を挙げる際に、独断でAF性能も(私の知っている範囲で)書いてみたいと思います。
と、以上3点、こんなところでしょうか。
。。。あれ?
画素数の話は?
ここまで読んだ方の中には、「え?1000万画素とか、画素数が増えればきれいになるのでは?」と思われた方もいるかも知れません。
実は。。。画素数って、もう十分すぎるくらいに高画素になってしまったので、あまり増えても画質には殆ど影響しないのです。
逆に、サイズばかりでかくなってしまって、パソコンで表示しても重くてしょうがない。。。なんて事態にもなってしまします。
実際、私のデジイチは1000万画素で撮れるカメラなのですが、そんなに画素数は必要ないので、普段は600万画素に設定してその画素数で撮影しています。これで不満に思ったことは今までないですねー。
現在発売されているデジイチは全て600万画素以上ですので、とりあえず画素数のことは気にしないでいいでしょう。
それでは、明日は”レンズ編”です。
そしてあさっては、いよいよどんな機種がいいか、ボディとレンズそれぞれお奨めを選んでみたいと思います!
―― ・ ―― ・ ―― ・ ――
以下のランキングに参加中です。
ふう。。。まだ先は長いぞ!